今年最後の山行【毛無山~竜ヶ岳】縦走
2007年12月16日

二百名山(148)山梨百名山(96)毛無山1946m・雨ヶ岳1772m・山梨百名山(95)竜ヶ岳1485m
私にとって今年最後の三連休。天気もまーまーのようだ。そして多分、今年最後の山行になるだろう。どこの山に登ろうかいろいろ悩んだが、以前から繋ごうと思っていた天子山塊の毛無山~竜ヶ岳を歩いてきた。
コースとタイム
麓駐車場6:20→不動の滝6:54→五合目7:30→富士山展望台8:25→アルプス展望台8:35→毛無山8:43→大見岳9:02→タカデッキ9:30→雨ヶ岳10:00→端足峠11:08→竜ヶ岳11:40→端足峠12:38→端足峠分岐12:53→A沢貯水池13:10→根原吊橋13:22→あずま屋14:04→麓駐車場14:42(計 8時間20分)
初日(15日)は夜勤明けのため移動日として帰宅後食料を仕入れて朝霧高原へと向かった。朝霧高原に12時頃着いた。富士山と毛無山塊が見える静かな場所を探してぐるぐると付近を回ったがトイレのある朝霧パーキングでのんびりとすることにした。ビールを飲みながら展望を楽しんでいると毛無山(一等三角点のある1945.5m左)と右の最高峰(1.964m)と大見岳1.956m)が噴火して水蒸気をあげているような雲がかかっていた。
毛無山・大見岳
朝霧パーキングからの富士山
晩飯の支度をしていると富士山がオレンジ色に焼けてきた。
アーベントロートの富士山
16日 朝5時に起きてコーヒーとパン1個で軽い朝食とトイレ。まだまだ暗いが車で3分の麓登山口駐車場(有料500円を備えの袋に入れて投函する)へ移動し明るくなるのを待っているとヘッドライトを点けて二人登って行った。麓登山口(この写真は下山後のものです)駐車場はここの左手にあります。
まだ暗いが歩けないことはないので歩き始める。林道を離れ枯れ沢を渡ると直に地蔵峠への分岐だ。前回はここから地蔵峠~毛無山~麓と歩いている。ここからダウンのないアップのみの急登が始まる。
はさみ石(この付近ではだいぶ明るくなってきた)
はさみ石の上に出て振り返ると富士山と雲がモルゲンロートに染まっていた。素晴らしい朝焼けにしばし見とれる。
まずまずのペースだ。上の方で人の声がするが頭電で登って行った人たちだろうか。
不動の滝
下山で通った道ではあるがこんな急登だったかな~
やっと登山道にも日が射しはじめてきた。
振り返ると富士山三合目付近に太陽が出てきていた。
五合目到着(三合目付近で30代の二人を追い抜く)
依然として急登が続くが順調に標高を稼いでいく。山頂方面を仰ぎ見ると黒いいやな雲がかかっているが降ってきたらおそらく雪だろう。
七合目 依然として急登が続くが富士山が後押ししてくれているのかきつくはない。
七合目を過ぎると若干傾斜が緩やかになる。
しかし直に急登になる。稜線の分岐まで後30分位だろうか。
富士見台 左側が岩場の展望台になっている。切れ落ちているので注意。
富士山と右の愛鷹山が素晴らしい。
天子山系の山々が素晴らしい。中央の山が長者ヶ岳だろう。後方は高トッキョウ・貫ヶ岳だろうか?。
山伏方面の展望
多分、右下が地蔵峠で前は金山だとすると後方は十枚山・八紘嶺・山伏などの県境の山々だろうか?。
富士見台を後に再び急登を登って行く。
地蔵峠からの道が合流している朝霧高原分岐に着いた。ここからは稜線歩きだ。
分岐すぐの南アルプス展望岩
北岳~赤石岳付近まで見えるはずだがガスがかかり残念だ。
稜線の登山道には雪が出始めてきた。
一等三角点のある毛無山山頂到着。誰もいないな~ これでいいのだ。
前より木々が成長して展望が悪くなってきているみたいだ。
山頂からの富士山
山頂を後に未踏路へと進んでいく。
1分位のところで富士山・愛鷹山・朝霧高原の素晴らしい展望がある。休憩するにはこちらの方がよさそうだ。
天子山系の最高峰 大見岳(1.964m)と表示してあるが大見岳は(1.959m)でここの手前に最高点の1.964mピークがある。
雪もだんだん多くなってきたがアイゼンを付けるほどではないが凍結場所には注意だ。
タカデッキがやっと見えてきた。
タカデッキ手前からの南アルプス 少しずつではあるがガスが消えて行っている。期待できそうだ。
この付近で高校生と先生の10人位のパーティーとすれ違った。
タカダッキ手前からの大見岳
南アルプスの山々
雨ヶ岳到着。山頂はあまり広くないが誰もいないラッキー。ここからの展望は素晴らしい。ここでシートを広げて大休憩していると単独の小父さんが大汗かいて端足峠の方から登ってきた。
正面に富士山・朝霧高原と右手には愛鷹山と伊豆半島の山々も見える。
左には大室山と杓子山・石割山・御正体山・今倉山と後方には丹沢山系の大室山から高指山の稜線が見えている。
また、その左には足和田山・西湖・三ツ峠山・御坂黒岳の山々が見えている。
駿河湾越しには伊豆半島の山々が見えている。
これからの今日の予定は端足峠から東海自然歩道をA沢貯水池へ下りて麓へと戻る予定だ。峠到着時間次第では明日A沢貯水池から端足峠へ登り返し竜ヶ岳ピストンを今日できそうなので、峠に着いてから決めることにして10:30分 雨ヶ岳を後に端足峠へと富士山を見ながら急降下していく。ところどころ土が凍っていて危険だゆっくりと下りて行く。
左手に本栖湖が見え出した。単独の小父さんとすれ違う。
竜ヶ岳と本栖湖で後方は御坂山塊の山々だ。
やっと竜ヶ岳が上に見えるようになってきた。
端足峠到着だ。結構きつい下りだった。ここから竜ヶ岳山頂まで約40分12時には着くな。うん やっぱり今日、竜ヶ岳に登ってしまおう。
しかし、あの真直ぐ延びた急登の階段はつらいだろうな。
端足峠付近から後で通るA沢貯水池。
ここを過ぎ少し下るとあの急登になるな。
登り口からの眺め。ふぅ~これはつらいな~。まー時間はあるのでゆっくり登ればいいや。左側の笹がジグザグに刈られているということは多分登山道を付け替えるのだろう。この直登はつらいもんな。早く実現してほしいなもんだ。
急な階段を登り切ると多少傾斜は緩む。
急登をこなし樹林帯を抜け笹原になった。うしろを振り向くと南アルプスの山々が見えていた。北岳・間ノ岳・農鳥岳・広河内岳で手前は懐かしい櫛形山・源氏山などの山々
この上が山頂かと思ったがもう一コブ先だった。
山頂手前からの展望で荒川岳・赤石岳・聖岳と手前には布引岳・笊ヶ岳・黒桂岳の山々
後方は茅ヶ岳・曲岳・黒富士で手前は蛾ヶ岳への稜線
蛾ヶ岳・大平山などでこの山々も御坂山塊へと繋ぐ予定だ。(蛾ヶ岳は短時間で登れて南アルプス・毛無山の展望がいいですよ。)後方は八ヶ岳だが残念ながらガスがかぶさっている。
櫛形山・北岳・鳳凰三山・アサヨ峰だろう。右手前は千頭星山だろうか?。
わぉ~ 素晴らしい展望だ。やっぱり今日登ってきて良かったな~。大まかに右からアサヨ峰・北岳・農鳥岳と笹山だろう。
右から農鳥岳・塩見岳・荒川岳
雨ヶ岳・タカデッキを振り返る。
蛾ヶ岳・大平山と後方は八ヶ岳
二回目の竜ヶ岳山頂 20人位の人たちが寛いでいた。この山は元旦前後はダイヤモンド富士が見られる山で有名だ。私は1月2日でしたがダイヤモンド富士を見ることができました。
足和田山・王岳・鬼ヶ岳・十二ヶ岳・節刀ヶ岳・御坂黒岳・三ツ峠山と後方に小金沢連峰も見えている。
三方分山と後方は奥秩父の山々で金峰山・黒金山・笠取山などと雲取山も見えている。
足和田山・三ツ峠山と西湖
杓子山・石割山・御正体山・今倉山・大室山でこの道が本栖湖キャンプ場からの登山道だ。
駿河湾と伊豆半島
白鳥山など安陪山系の山々
雨ヶ岳・タカデッキ
北岳・間ノ岳・農鳥岳・塩見岳・荒川岳・赤石岳・聖岳・笊ヶ岳
茅ヶ岳・曲岳・黒富士
八ヶ岳
凄いです。この展望。ここまで回復するとは思いもしなかった。鳳凰三山・アサヨ峰・北岳・間ノ岳
北岳・間ノ岳・農鳥岳
笹山・塩見岳・蝙蝠岳・千枚岳・荒川岳
荒川岳・赤石岳
赤石岳・聖岳・笊ヶ岳・青薙山
南アルプス・県境の山々
端足峠への急降下手前から今日歩いてきたタカダッキ・雨ヶ岳の稜線
再びあの急な階段の登山道を下りて行く。
端足峠の分岐で左がこれから向かうA沢貯水池方面・前が雨ヶ岳へ・そして右に本栖湖への道がある。
勾配はそれほどないがジグザグに下りて行く。
東海自然歩道の分岐を貯水池へと進んでいく。
石ころが落ち葉に隠れていて歩きにくい。捻挫に注意しながらゆっくりと進む。
上から見た時この檜林の先が池だったな~。A沢貯水池が近いようだ。
檜林を抜けた貯水池手前からの富士山
貯水池付近から竜ヶ岳を振り返る。
右のピークが雨ヶ岳
A沢貯水池分岐を右の東海自然歩道へと進んでいく。麓まで約90分だ。
車通行禁止になっていたがかなり通っているようだ。
ここから車道を離れるようだ。
ゆらゆらとゆれ気持ち悪い吊橋だった。
東海自然歩道とあってしっかりと整備されている。
自然歩道と富士山
先ほど通った稜線
落ち葉を踏みしめるあの音。大好きな音の一つだ。最高~
富士山を眺めながら麓へと進んでいくがなかなか着かない。
新緑の頃は緑のトンネルだろうな。
真新しい あずまやだ。あと2.5㌔の表示だ。ここで少し休憩だ。
自然歩道から毛無山塊を見上げる。
やっと麓駐車場に到着。約8H30Mの行程だった。
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