南アルプス【鋸岳・三角点峰】

2009年9月26日~27日 
テン泊であこがれの山の一つ南アルプス北端の岩峰鋸岳2685m】
日本二百名山(165)日本標高ベスト(94)山梨百名山(30)
2006年8月釜無川ゲートから目指したが、警備員に通行を阻止されオマケに天気が悪いので撤退した。何度か戸台から挑戦しようと計画したがなかなか実行出来ずにいた。釜無からのコースは現在も通行禁止で、ゲートは猫一匹通れないほどに作り直したらしい。しかし、このコースから挑戦している人達が沢山いるようだ。ちまたの噂ではゲート手前から川へ下りてゲートを迂回して行けるコースがあるらしい。いや、あるようだ。今回、釜無からの3人と摺れ違っている。私はそこまでしてこのコースから登ろうとは思わない。富士川源流碑は訪れて見たいと思うがゲートがフリーで通れるようになるまでおそらく実現しないだろう。
山梨県が選定しコースガイド本を山梨日日新聞社が発行している山梨百名山の鋸岳のコース紹介はこの釜無川からである。なのに通れない。通さない。なんだか納得いかない気もするが強行突破してまでこのコースに魅力はない。ただ、全く反対側へ向かわなくてはいけないのがかなりの遠回りである。
戸台からの(コース)登山口の様子は塩見岳(三回目)・蝙蝠岳・小河内岳の帰りに確認ズミだが夜や初めての人は分かりずらいかも知れない。
道順は
南アルプス林道(戸台大橋)ゲートを右に見送り小黒川沿いに真っ直ぐ進んでいきます。すると斜め右へ下りていく道が3カ所くらいありますが、その下り口に鋸岳登山口と小さな看板があります。よく見ていないと見落としてしまいます。ここを右へ下りて道なりに進んでいくと河原へ降り立ちます。そこが駐車場で登山口となります。
コースとタイム
26日(一日目) 
戸台登山口(P)5:50→白岩堰堤6:30→砂防ダム6:35→角兵衛沢出合徒渉点7:31→大岩下ノ岩小屋10:00(計4時間10分)
27日(二日目)
大岩下ノ岩小屋5:36→角兵衛沢ノコル6:51→鋸岳7:12→角兵衛沢ノコル7:41→三角点ピーク8:16→角兵衛沢ノコル8:58→大岩下ノ岩小屋9:51(テント撤収)10:21→角兵衛沢出合11:29→戸台登山口(P)14:14(計8時間38分)
歩行距離:23.25㎞ 歩行時間:12時間48分 歩行速度:0.7㎞/h 
GPS軌跡データ
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垂直プロファイル  累積標高(+)2.297m(-)2.302m
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一日目26日 晴れたり曇ったり
高速代が1000円になる時間で伊那インターを下り登山口(P)に1時過ぎに着いたが他には止まっていない。缶ビール一本のみ仮眠。3時頃だろうか一台きた。四時半に起きたがまだ暗い。取り合えず準備しながら明るくなるのを待っている(5:30分)とまた一台来たが軽装だ。話をすると新潟から来て日帰り予定とのこと。雲は多いが雨は降りそうも無い。5時50分に一緒に歩き始めるが20㎏を越える荷物は重い(酒)。登山口には到(仙丈ヶ岳・東駒ヶ岳の道標があるが東駒ヶ岳は長野県側の呼び名だろうか。)
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駐車場からは双児山・駒津峰・甲斐駒ヶ岳だろうかが見えていた。
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維持管理道路を進んで行くと一個目の堰堤が見えてきた。この付近で新潟の兄ちゃんは先へ。
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そしてここを過ぎるといよいよ河原の中を歩いて行きますがまだ先まで車の後があり歩きやすい。
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一回目の徒渉点ですが全く問題なく通過できた。(直ぐ先の左手には荒れ果て今にも壊れそうな山小屋がある。)
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第二堰堤(発電用水取り入れ口)が見えてきました。手前の徒渉点です。水量が多いときは大変かも。ここを過ぎると第二堰堤まで車道歩きです。
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第二堰堤(発電用水取り入れ口)
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大きな第二堰堤が見えてきました。
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第二堰堤はこの左の階段を登り越えていきます。
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第二堰堤を過ぎると水のない広い河原歩きになります。向かって右側(左岸)よりに歩いて行きます。正面は双児山・駒津峰・甲斐駒ヶ岳でしょうか?。
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すると右手に赤テープがあり歩きやすい登山道になります。
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  再び河原へ出ますがここは右寄りに行くと歩きやすい道になり鉄骨と石で作った堰堤が左手前に見えてきます。
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一旦河原へ出て右側を進んで行くと右の樹林の中へ踏み後があります。そこへ入って進んで行きます。
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河原へ出たら右側の赤テープを目印に斜面を上がり進みます。(河原を進んでも行けます)
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しばらくしてよく踏まれた河原へ出て進んで行きます。再び川沿いの道を進んでいくとひょこっと川へ飛び出し鋸岳 角兵衛沢の道標があります。
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ここが角兵衛沢徒渉点です。渡れそうな場所を探して対岸へ渡ります。普通はここを渡れると思いますが、私は荷物が重いので無理せずに50m位上流へ行き楽な場所で渡りました。
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徒渉後ケルンから角兵衛沢登山道へと入っていきます。
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予想以上の踏み後が付いています。
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一合目の横岳峠への分岐です。ここから横岳へ向かう人がいるとは思えないですね。薄い踏み後とテープがあります。ここは真っ直ぐコルへと進みます。
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結構急登です。時間はたっぷりあるのでゆっくりと登ります。
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両サイドにガレのような沢らしき風景が見え出すと大岩下ノ岩小屋は近いです。
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おッ 前方に大きな岩壁が見えてきました。
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今日の目的地の大岩下ノ岩小屋に着いたようだ。
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岩小屋の水場です。冷たい水がちょろちょろ流れ落ちていました。そして若い単独の男性が聖岳からの縦走ですと休憩していました。早々にビール美味い。
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10時30分過ぎにもう一台の車の二人の小父さんが登ってきました。日帰りとのことだが時間大丈夫だろうか。それともかなりの健脚なのだろうか。
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10:30分テント設営完了。あ~ぁ~どうしょう。今のところ一人だし退屈だよな~。今からピストンしょうかな。でもガスでなんにも見えないようだな~。ま~いいか夜まで長いがすき焼き作ってビール飲んでねようかな。
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テント場から大岩を見上げると怖いですね。落石も時々あるらしいので注意しょうっと。
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ビール冷却中
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できあがり
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12:00分 一人宴会開始(こんなに早くから)すき焼き最高~。ビール最高~。ロング缶ビール二本飲んだところで付近をのんびりと散策。
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ここの右下にテントを設営しています。前方のガレ場が明日登るところです。
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ここを登って行くんですね。行かないで正解ですかね。上はガスでなんにも見えていません。
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何の花?
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テント場を見下ろしています。安全な場所は三張り程度でしょうか。
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テント場から戸台川方面です。山の中腹を走る道は南アルプス林道です。残念です。中央アルプスはガスの中です。
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頭上の岩壁の草木が紅葉しています。そしてここの上空は青空が覗いていますが周りは相変わらずガス
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昼寝しているとガラガラと凄い岩の音で目が覚めた。音はガレ場の方からだった。少しして日帰りの小父さん二人が下りてきました。時間は15時30分位だ。車に着く前に暗くなりそう。ぎりぎりだな。そしてここだけは陽が当たっていて暖かい。16時くらいから夜の部を開始。今日は一人だなと覚悟しているとかすかな鈴の音。もう17時である。するとひょっこり単独の千葉からの小父さんが現れてここで泊まるとのことだ。ちょっと一安心。                    
岩下テント横の紅葉
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テント設営のお手伝い後焼酎のお湯割りで乾杯していると中央アルプスがほんの少しだけ見えていて夕焼けが始まった。
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明日の天気を期待しながらテントに潜り込んだ。
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二日目(27日)
昨夜は朝方まで雨が降っていた。今日の天気が気になりあまり眠れなかった。そして時々落石の音も聞こえ、ここでも小さい落石だったが落ちてきた音がした。雨も止み四時に起きて朝飯(すき焼き雑炊)を食べサブザックに必要な物を入れ明るくなるのを待った。
出発前の岩小屋からの中央アルプス方面
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テント場を後に山頂へと向かう。
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さぁ~ 凄いガレ場を登って行きます。上方は晴れているようです。
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踏ん張るとズルズルとあとスダリしながらゆっくりと登って行きました。
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振り向くと南アルプス林道・独標・仙丈岳・地蔵尾根の山々が見えていました。
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振り返ると草紅葉が綺麗です。こんな急で歩き難いところを登ってきています。
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紅葉も始まっています。上を見ると目的のピークが見えだしてきました。
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角兵衛沢ノ頭が見えてきました。
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ガレ場・岩壁に紅葉が冴えています。
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凄い高度感があります。
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登るにつれて紅葉が素晴らしいです。しかし、風はかなり冷たいですね。この急登を汗かくことなく登っています。
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角兵衛沢ノコルが見えてきました。えっ もうコル(丁度ここで一時間だ)
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第一高点を見上げています。
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ここから左へ巻いてコルへと登って行きます。
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素晴らしい紅葉です。遙か下に戸台川も見えます。
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角兵衛沢ノコルに着きました。手前には2張り程度張れる場所があります。
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コルからこれから向かう道を見上げています。
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角兵衛沢ノ頭と三角点ピーク峰へはここを登って行くようだ。
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コルから独標とガスの中に仙丈岳で地蔵尾根と続いています。
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コルから角兵衛沢を見下ろすします。良くこんな所登ってきたな~
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休憩後第一高点への尾根に取り付き登って行きますが露で濡れていて滑りやすいので緊張しますね。
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素晴らしい角兵衛沢ノ頭の紅葉
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少し緩やかになりました。しかし、露でびっしょりになりながら進みます。
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振り向くと三角点ピークが見えていました。紅葉も良さそうです。
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ここも要注意だ。
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右側は下から見たように切れ落ちているので慎重に通過。
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千葉からの小父さんがやっぱり三角点ピークへも寄り道しましょう。行きましょうか。
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山頂はまだ見えてきません。ここは左へと回り込みます。
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その前に先程登ってきた沢を見下ろします。戸台川まで1000m以上の高度差がありそうだ。
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奧に少し見えてきました。
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第一高点(鋸岳)の最後の登り手前から仙丈岳・双児山・北岳・間ノ岳ですね。
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ここをクリアすると鋸岳(第一高点)だ。焦らずゆっくりと登ります。
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もうピークが見えています。慎重に慎重に。
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岩小屋から1時間36分あこがれの山(鋸岳)第一高点に登頂です。当然、山頂には私たちだけだ。
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左は第三高点・双児山で北岳・間ノ岳・仙丈ヶ岳には雲がかかっています。
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山頂部・一緒に登った小父さん
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第三高点への尾根です。何時かは甲斐駒から歩いてみたいですね。
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仙丈ヶ岳と南アルプス林道
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双児山・北岳・間ノ岳
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甲斐駒ヶ岳・駒津峰で後方は小太郎山でしょう。
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三角点ピーク峰
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三角点ピーク峰から左下へと横岳峠へ尾根が延びていて峠・横岳も見えています。
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第三高点・第二高点・甲斐駒ヶ岳・駒津峰・双児山・小太郎山・北岳・間ノ岳。なかなかガスが消えてくれません。
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何時かこの稜線も歩くぞ。と眺めていました。
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素晴らしい紅葉です。三角点ピークとガスが引き編笠山か見えるようになりました。
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このまま甲斐駒ヶ岳へ向かいたくなるような展望です。昨日登らずに今日にして良かったとつくづく思いました。
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展望は遠望は無いが山頂付近の紅葉と鋸岳(第一高点)に立てたことで大満足し三角点ピーク峰へと向かいました。三角点ピーク峰・横岳峠・横岳。そして白岩山・釜無山・入笠山へと延びる尾根です。
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乾いたパンツ。再び露でビショ濡れになりながら先ずは角兵衛沢ノコルへと滑らないようにゆっくりと下りていきます。何人かの人の声が聞こえますが姿は確認できない。
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角兵衛沢ノコルが見えてきました。ゆっくり慎重に下ります。
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これから向かう角兵衛沢ノ頭と三角点ピーク峰です。先程の人の声は気のせいかと思ったがやっぱり聞こえます。横岳峠からの人達だろう。
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コルに下りたち角兵衛沢ノ頭へと右の岩場へと登って行きます。
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私たちはこの岩壁を右から行きましたが中央の白樺の木の手前を左へと踏み後があります。
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振り向くと先程歩いた道が右淵に続いています。
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第一高点はこの岩壁の向こうでここからは見えませんね。だんだんガスが消えて仙丈岳がはっきりと見えるようになってきました。
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多少、藪こぎ気味の所があります。レンズの水滴を拭き取らないで撮ってしまった。第一高点が見える高さまで登り返してきました。
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凄い。素晴らし~。最高~。 ピーク方面から、うんやっぱり人の声がする。小父さんは聞こえないらしい。(霊感の強い人は聞こえるんだよな~なんて言っています)
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あっ ここは要注意です。踏み後が下へと続いていますが進んではいけません。ここの右に薄い踏み後(獣道みたいな)があります。そこのハイマツの道へと進んでいきました。
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鋸岳(第一高点)山頂部が見えています。右側にはガスが消えて北岳・間ノ岳が見えていました。そして先程から聞こえていた声主3人とすれ違いです。一緒の小父さんホントだやっぱり来ていたんだね耳良いな~。横岳峠でテン泊だそうです。ゲート強行突破組ですね。
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いよいよ三角点峰への登りにかかります。
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ここは右へ回り込んで行くようだ。
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コルからアップダウンの繰り返しで不明瞭な所もあります。踏み後をしっかり探しながら通ってきました。
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ここも注意ですね。この淵に沿って行けるかも(未確認)が右の木々の中へ潜り込んで行く道になっています。たしかテープなどの印はありませんでしたょ。
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ここを回り込んで登って行きました。
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緩やかになり進んで行くと分かりにくいが斜め左へ行く道があります。その直ぐ先に三角点がありました。(8:17分)(真っ直ぐ進むと下り出しますので行き過ぎだと気付くはずです。)
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これが鋸岳(2606.8m)三角点です。ここからは殆ど展望はありません。
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頭がちょこっと見えている山は編笠山です。後方は釜無山・入笠山方面です。
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鋸岳・甲斐駒ヶ岳方面です。
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往路に入る前に少し戻り展望の良い岩の上で休憩兼ねお腹に少し入れます。先程の三人さんはまだ山頂には着いていないようだ。
鋸岳・双児山・北岳・間ノ岳
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休憩後戻っていく尾根を見下ろしています。
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先程の三人さんが山頂手前を登っているのが見えています。先頭の人は山頂に着いて手を振っています。テント場へと戻っていきます。
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左俣
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角兵衛沢ノコルへと戻ってきました。あとはこのズルズル滑るようなガレ沢をテント場へと下りていくだけです。
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何処が道だかよ~く見ないと分からないです。外すとぐらぐら・がらがらで危ないですね。
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これからテント撤収しあの戸台川まで下るんだな~。遠いな~
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この写真を撮ったあと危ないためカメラはザックの中へ。
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そしてテント場への入口へと戻ってきました。
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岩小屋(水場)入口から見上げます。
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大岩壁に沿ってテント場へと進みます。
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大岩ノ下岩小屋テント場に無事帰ってきました。お疲れさま
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テント撤収完了。
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ここを20m位下りると殆ど安全圏の道です。
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11:30分 角兵衛沢徒渉点へと戻ってきました。対岸へ徒渉後歯を磨き休憩です。
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さ~ ここからが正念場ですね。長~い河原歩きです。
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角兵衛沢を見上げるとやっぱり昨日と同じ感じにガスが出始めました。
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第二堰堤の階段を通過中です。もう一息ですね。
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13:15分 駐車場到着です。体力的にはそれ程疲れはなく大満足できた山行でした。
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この記事へのコメント

2009年10月11日 21:58
こんばんは。

北沢峠行きのバスから眺めた稜線がとても印象的でした。 こんな山なんですね。 紅葉も素晴らしいです。 自分には縁のない山だと思っていたけど、行ってみたくなりました。 でも険しそうだなぁ‥。 
2009年10月13日 18:22
あきさん こんばんは

私も付近の山々から眺めて何時も気になっていた山なんですよ。中央道(高速)を通っているとき何時登ろうか?登れるかなと思っていました。

岩小屋(テント場)までは徒渉点以外は全く問題なかったですね。そこから先は写真の通りの状況でした。
紅葉は全く眼中に無かったんですが、こんなに紅葉しているとは本当に驚きました。そして徒渉点まで下りたとき凄い達成感がありました。

キレット通過の経験のあるあきさんですので是非登ってください。
あきさんのパワーなら第二・第三高点も一泊で行けるでしょう。

訪問・コメント有難うございました。