磯間嶽(岩稜コース)『鹿児島県』
平成21年5月2日(土) 

磯間嶽(363m)3回目 危険度:最高ランク3(山と渓谷社:新県分登山ガイドによる)
コースとタイム
岩稜コース入口(8:07)→岩稜コース登山口(8:28)→第一岩場(8:35)→大坊主岩(8:46)→小坊主岩(9:02)→オットセイ岩(9:07)→325mピーク(9:33)→林道出合(9:50)→第9岩場(10:12)→中嶽(10:42)→ワン子岩(10:51)→第11岩場(11:15)→山頂直下(11:45)→磯間嶽(11:51)→山頂直下(12:31)→大浦登山口(12:58)→岩稜コース入口(13:51)
行動時間:5時間44分 歩行距離:7.575㎞ 歩行速度:1.3㎞/h
磯間嶽(岩稜コース)全景
軌跡データ
垂直プロファイル累積標高(+)843m(-)803m)
今回は兄貴と岩稜コースに挑戦だ。7:50分に家を出て岩稜コース入口へと向かう。林道分岐(岩稜コース入口)に着き路肩に駐車して右へ折れ登山口へと歩いて行く。
しばらくは舗装された杉林の林道を上っていきます。
100度右に曲がると舗装もきれる。水平に進んでいくと左側に岩が迫ってくる。何となく楽しみだ。
右側が開けると岩稜コース入口だ。ここまで車で入れる(多分傷だらけになる)が駐車は4台が限度だろう。
林道を離れ登山道へと入っていくがマムシに注意だ。
左側を見ると長屋山か見えている。
予想以上に踏み後はしっかりと付いている。
左前方に目的の磯間嶽が見えてくると第一岩場である。
第一岩場
ここを右へ巻いて行くと
直ぐに赤テープがあり左へ岩に取り付いて登っていく。
第一岩峰からはこのコースの最高峰(中嶽)が左前方に見える。
第2岩場の登りだ。
上に出ると次から次へと岩場が続いている。
いくつかの岩場をクリアして進んでいくと今にも転げ落ちそうな大坊主岩が目の前に現れた。一息入れたいところだが真横を素早く通過し進んでいく。
小坊主岩への岩場にはロープが蹴られているがここは
右へ巻いていけるので巻いて行くが
ここを登って行く。先程のロープの所を登った方がいいかもしれないな。
岩峰の上から大坊主岩見下ろす。何れは転げ落ちる運命なのだろう。
岩稜コースと言うだけ有りなかなか手強い。 ~が面白い。
目的のピークはまだまだ遙か遠くだ。
まだまだ続く岩場を慎重にクリアしていく。ここを登ると小坊主岩だ。
小坊主岩。この岩も絶妙なバランスで立っている。
オットセイ岩
オットセイ岩から小坊主岩・大坊主岩を振り返る。
右ピークが中嶽で左が磯間嶽
オットセイ岩を過ぎると樹林帯に入っていく。
まだまだ岩峰の上を歩いて行きます。
325mピークを仰ぎ見る(右)。きつい登りだろうな。
樹林帯に入り進んでいく。この先から急登のようだ。
急勾配だが幾つかの岩峰をクリアしてきた為かそれ程きつくは感じない。所々不明瞭なところがあるので赤テープ等をしっかり確認しながら登って行くと325mピークに着いたが展望は全くない。
ピークを後にほぼ90度左に折れて樹林帯の中を下っていきます。
林道出合です。林道は荒れていて人も通れそうもありませんね。ここから再び登って行きます。
コバナタツナミソウ
所々岩の上を通過していく。
亀ヶ丘の後方には野間岳が見えている。
タチツボスミレ
コツクバネウツギでしょうか?
第9岩場です。
上に出ると歩いてきた稜線と亀ヶ丘・野間岳が見えていました。
金峰山も見えています。
タチツボスミレ
コバナタツナミソウ
394mピークと三角点。残念ながら樹林に囲まれて展望はありません。雑記林を緩やかに進んでいくと再び岩場が連続します。
幾つか岩の上を通過していくと目の前に大きな岩が。後方には金峰山が見えています。
先程見えていた岩場です。慎重に進んでいきます。
この岩場がワン子岩・ゲロ岩の岩場だろうか。
岩場のピークに立つと磯間嶽が目の前に見えている。しかし、まだ1時間は要するだろう。
亀ヶ丘・野間岳
ヒメハギ
登ったり下ったりしながら次から次へと岩場が続きます。
第11岩場の登りです。ここは左へと巻いていけますがせっかくなので岩場を通っていくとしよう。
進んでいくと第11岩峰のピークが目の前に。
だいぶ近づいてきたぞ磯間嶽。
開聞岳が素晴らしいですね。しかし、この先には
ロープを頼らないと下りられません。十数メーターの垂直の降下です。
兄じゃが必死にもがきながら下りてきます。
真下から見上げるとこんな感じです。ので自信のない方は戻り巻道からが良いでしょう。
田の神さあ岩でしょうか?がまだ立ちはだかります。その向こうが磯間嶽です。フィナーレは近いぞ。
トラベ
花を楽しみ鹿通し岩を進んでいくと突然見慣れた場所が現れました。ここが磯間嶽直下です。
傾斜角70度30mの鎖の付いた岩を登りきると山頂だ。子供の頃はこんな鎖やステップは無かった。
磯間嶽(363m)山頂に到着です。ここからの展望は言うまでもなく最高です。
磯間嶽から大浦干拓を見下ろす。私の実家も見えています。
磯間嶽のピーク部を見上げています。後方には第11岩場が見えています。
歩いてきた岩稜コースを振り返ります。楽しかったですね。
大坊主岩・小坊主岩・オットセイ岩の稜線です。後方の青は海で東シナ海です。
野間岳
開聞岳
長屋山・金峰山
分かるでしょうか。中央付近に桜島がうっすらと見えています。
狭い山頂ですが誰もいなくてのんびりとラーメンを造り食べながら展望を楽しみました。兄者も満足そうだ。そして下山開始です。鎖場を慎重に下りていきます。
必死に下りてくる兄じゃです。なれていないせいかぎこちないですね。
無事下りてきました。良かった良かった。最初の予定は加世田側へ下りて林道を2時間歩いて車へ戻る予定だったが大浦側への下り口がしっかりしているのでこちらへと下りることにした。(以前は大浦側への道は荒れていたので通れないと思っていた)
磯間嶽の岩を下から見上げる。
垂直の壁の向こうには野間岳が見えている。ここを過ぎると登山口付近まで全く展望はない。
下り始めて直ぐ不明瞭なところが多々ありますが、よ~く見ると赤テープがありますので見落とさないように進んでいきます。
10分位注意しながら進んでいくと道もはっきりとしてきますが踏み後は薄いですね。
さらに進んでいくと林道に出ました。大浦登山口です。車へ戻るには方向的にはこの林道を左なんですが行き止まりになりますので右へと進んでいきます。
ダートから舗装道路の十字路になります。そこを左へと向かっていくと岩稜コース入口へと戻れますが、現在は土砂崩れのため工事中で通行止めでした。先程の十字路へ戻り左へと向かっていき出くわす道を左へ左へと進んでいき牛舎を過ぎ右へ曲がると直ぐに車を止めたところへ戻れます。
土砂崩れ手前付近からの磯間嶽
ムラサキカタバミ
マムシグサに似ているんですが?
無事下山。久々に最高に楽しい山歩きでした。ただ、マムシが多かったので注意。二匹退治。
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